宇多嶋翔の真実を探す仲間たち

2018年10月号 vol.31

「言葉の暴力が一線を越えている。問題提起したい」和歌山市の書店が、新潮社の新刊本の販売を当面取りやめる方針

2018年09月24日 14:28 by show21up5

 

 

自民党の杉田水脈衆院議員が同性カップルを念頭に「生産性がない」などと月刊誌「新潮45」で主張した問題に関連し、和歌山市の書店が、新潮社の新刊本の販売を当面取りやめる方針です。店主らは「言葉の暴力が一線を越えている。問題提起したい」と話していますhttps://t.co/swBnKbJlMb pic.twitter.com/RFoPLXSn13

— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年9月21日

 

 

新潮社社長「常識を逸脱した偏見」 杉田論文特集に見解

 

 

思いの外、大きな反響をいただいていることに驚いています。
今回の新潮社の販売の自粛に関して、もう少し(と言いながら長いです!)、本屋プラグの意図を書かせていただきましたhttps://t.co/33gJSfV0kZ
(嶋田)

— 本屋プラグ (@books_plug) 2018年9月21日

 

=本屋プラグ嶋田社長の公開ご意見=

新潮社書籍の販売の当面の自粛について

本屋プラグ

2018/09/21 15:02

 

はじめまして、本屋プラグの嶋田と言います。

新潮社が発行する、『新潮45』2018年10月号を通じ、性的マイノリティの方々への侮辱的な評論が広く世の中へ流布されていることへの抗議の意味を込めて、新潮社の新刊書籍の販売を昨日より一時的に取りやめました。

店舗のSNSを通じ、普段お世話になっているお客様、友人に向けたメッセージとして発したものが、新聞記者の方の目に留まり記事になったことで、予想を超えた反響をいただき正直驚いています。(やはり大手メディアの影響力はすごい!)

賛同して下さる方もいらっしゃいますし、もちろん批判の声もいただいています。そうしたお声も、自分たちの考えを深める一助になるものとして、真摯に受け止めてまいります。

ただ、いただいた批判の中で、少々事実や当店の考えに関して、思い違いをされていると感じられるため、改めて今回の新潮社の新刊書籍の扱いの自粛について、思いを述べさせていただきます。

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まず、今回の自粛について、「言論の自由を脅かすもの」とのお声をいただきました。ただ、当店は新刊書籍と古本・古書の両方を扱う、小規模な街の書店です。幸いなことに言論の自由を脅かすほどの力はありません。加えて、どのような本であれ、他店で販売されること、また購入されることを否定するものでもありません。当然、新潮社の書籍のボイコットも求めていません。(新潮社の書籍には素晴らしいものがたくさんあります。)

例えば、今回の新潮社書籍の販売の自粛きっかけになった『新潮45』も、近隣の大型書店でご購入いただけますし(現状、品薄のようですが)、実際に購入されたお客様に、内容を読ませてもいただきました。

もともと『新潮45』は当店が定期的に入荷している雑誌ではありませんし、特に今回の号に関しては、仮に入荷したくとも品薄で難しいと思います。

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繰り返しになりますが、本屋プラグは、わずか20坪の小さな書店です。

スペース・予算の両方の関係で、扱える点数には限りがあります。その限られた中で、なるべくなら自分たちが近隣の方々に読んでいただきたい、知っていただきたい本をセレクトして入荷しています。

(建築関係や台湾関係の本、明治から昭和にかけての、日本の庶民の風俗に関する本をよく仕入れる傾向があります。一番多いジャンルは絵本です。)

今回、新潮社の本を棚から撤去するために探してみたところ、現時点での在庫が思いの他少なく、と言うよりも芸術新潮の最新号が一冊あるだけでした。(新潮社の本も、色々なものを仕入れていたので、売れてしまっていたようです。)

なので、販売の自粛といっても新聞に報道される程たいしたことをしているわけではありません。(その点は、記者の方にも説明させていただきました。話題になることが恐縮な程です。)

逆に言えば、たいしたことが出来ないからこそ、販売の自粛が出来たのです。販売の自粛により本屋プラグの売り上げにもほとんど、もちろん新潮社の売り上げには、まったく影響はありません。

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それでもあえて、販売自粛を決定し告知したのは、こうした問題に関して微力ながらも抗議の声をあげる必要性を感じたためです。その手段として、私と三木が持っている一番大きなメディアが店舗であったことから、販売の自粛という形での抗議を行うことにしました。

また、同時に本屋プラグの周囲のコミュニティの中で考える契機になればとの思いもあります。

『新潮45』の問題に関しては発売以来、ネットでは議論を呼んでいますが、果たしてそれが地域社会の中で、リアルな話題になっているかと言えば、必ずしもそうでは無いと思います。本屋プラグのSNSで、初めてこの問題について知ったという方も大勢います。「何か知らんけど、プラグがやたら怒ってる!」と、驚いたという声も。

そうした友人やお客様と、今回の問題について様々な意見を交わすこと、それも私たちにできる、抗議の形の一つだと考えています。

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「店の選書が、店主の思想を反映したもので良いのか」とのご批判もありましたが、この点に関しては申し訳ありませんが、それで良いと考えています。個人の商店は多かれ少なかれ、そういうものだと思います。

それは、和歌山の魚にこだわっている居酒屋が、他県の魚を仕入れないことを、「客が北海道の鮭を食べる権利を奪っている」と批判されないのと同様です。(もっとも、本屋プラグではお客様の要望があれば、どのような本でもお取り寄せいたします。)

ただ、誤解なきようお願いしたいのは本屋プラグ、つまり私(嶋田)や三木は、書籍のセレクトに自分たちなりの志向はあれ、それは=政治的な思想ではありません。

”サヨクの本屋”とも呼ばれましたが、当店の扱う書籍、特に古本の中には、いわゆる左翼にカテゴライズされる方々の本もあれば、また例えば、旧日本軍が戦中に発刊した上海戦線での活躍を伝える写真集等もあります。(希少な古書です。興味のある方は是非お問い合わせください。)

そもそも、新刊のセレクトの中には、政治思想を前面に打ち出した書籍は、左右問わず、ほぼありません。

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今回の『新潮45』の記事に対して、私や三木が怒っているということは紛れもない事実ですが、それは決して政治的な思想に基づいて怒っているわけではありません。

私たちの友人の中にも、もちろん本屋プラグのお客様の中にも、性的マイノリティとされる人たちがいます。そうした方々を、意図的に傷つけているとしか思えない表現が流布されていることに対して怒っているのです。

『新潮45』に書かれている内容を、言葉の暴力だと表現したことに、「どのあたりが暴力なのか分からない」という質問もいただきましたが、その点に関しては、ネット上でも多くの指摘がありますし、ここで個人的な主観(私は思う/思わない)に関して争うつもりはありません。ご了承ください。

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SNSにも書いたことですが、書籍は社会の中に多様性をもたらす大切なツールであると信じています。

書籍がもたらす多様性とは、本を読むことを通じて、まだ知らない世界を知り、新しい景色を想像し、視野が広がることで、心が自由になる。そのようなものであってほしいというのが、書籍を扱う私たちの願いです。

今回の『新潮45』の論旨は、それに真っ向から反する、マイノリティの方々を委縮させ、心の自由を奪うものであると感じています。そうした評論が流布されることに関しては、LGBTの方々だけが当事者なのでなく、私たちすべてが当事者なのだと考えています。

もちろん、今回の問題で一番傷ついているのは、LGBTの方々であり、私自身、その痛みを理解できているわけではありません。

それでも私たちは今回新潮社がそうした言論を社会に流布していることに、社会の一員として、当事者の一人として怒り、抗議します。

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長くなりましたが、本屋プラグの思いをお伝えさせていただきました。

(嶋田詔太)

 

私的な意見だけど、久しぶりに

骨のある書店が登場したものだと拍手を

送っていたのだが、上記の社長のご意見を

拝見して・・・がっかりだ!

出版社は何を出版するのか?

といったコンテンツへの拘りが出版社の

命のはずなのに昨今では売れる売れないといった

商業ベース一辺倒な点が出版業界の衰退と

大きく関係していると思う

同時に書店も出版社から配本される書籍を

店頭に並べるのか否かが書店としての

文化を担う命のはずなのに昨今では売れる

売れないといった商業主義に傾倒しすぎる

余りに衰退と密接な因果関係をあると思う

 

 

 

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